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マネーフォワード クラウドのMCPサーバーのベストプラクティス

このドキュメントでは、マネーフォワード クラウドのMCPサーバー(以下、本MCPサーバー)を本番運用する際の推奨事項について説明します。

用語の定義(再掲)

MCPサーバーを運用するうえで、改めて次の用語を押さえておいてください。

用語説明
AIアプリケーションClaude、Codex、Cursorなどのこと。AI(LLM)を人間や業務が活用するためのインターフェイスとなる。
MCPクライアントModel Context Protocol(MCP)に対応したAIアプリケーション。ユーザーとの対話に基づきツールを呼び出す。
MCPサーバーツールを公開・提供するサーバー。本MCPサーバーはマネーフォワード側がホストする。
ツールMCPサーバーが公開・提供する操作の単位。
たとえば「事業者情報の参照」のように特定のリソースに対する特定の操作がツールとして提供される。
InstructionsMCPサーバーがクライアントに渡す利用上の指示。破壊的操作の確認など、運用上のガイダンスを含むことがある。
スコープOAuth 2.0認可フローにおける権限の単位。ツールが呼び出せるAPI操作は、付与されたスコープに依存する。

AIアプリケーションへのデータ送信に関する注意

AIアプリケーションは、ツール実行の結果としてマネーフォワード クラウドのデータを取得し、LLMのコンテキストに含める場合があります。開発者および利用者の双方が、次の点に留意してください。

  • AIアプリケーションのデータ取り扱いポリシーを確認する: 利用するAIアプリケーション(Claude、Codex、Cursorなど)が、取得データをモデルの学習に利用するかどうかを、各サービスの利用規約・設定で確認してください
  • 機密情報の扱い: 給与、個人情報など、外部に送信すべきでないデータが含まれないか、連携前に確認してください
注意

MCPサーバーから取得されたデータは、AIアプリケーションとその提供事業者のサーバーに送信される場合があります。組織のセキュリティポリシー、各AIアプリケーションのデータ取り扱い方針に従い、適切に利用してください。

破壊的操作へのガード

本MCPサーバーは、データの削除や重要な更新をするツールを公開する場合があります。MCPサーバーはInstructionsを通じて、LLMに対して破壊的操作前の確認を促すことがあります。

運用上の推奨事項:

  • Instructionsを無視しないMCPクライアントを選定する: MCPクライアントがInstructionsをLLMに渡していることを確認してください
  • 人間による確認のステップ/フローを設ける: 削除や一括更新など影響の大きい操作は、AIの自動実行ではなく人間の確認を挟む運用を検討してください

管理上の推奨事項:

レート制限・利用制限

本MCPサーバーは、内部的にマネーフォワード クラウドのAPIを呼び出すため、API側のレート制限の影響を受ける場合があります。APIのレート制限についてはAPI共通仕様を参照してください。

MCPサーバー固有の追加制限が設けられる場合があります。制限に達した場合、ツール呼び出しがエラーとして返されることがあります。エラー発生時は、一定時間待ってから再試行してください。

注記

MCPサーバーおよびツールの利用量に応じた制限が新たに追加される可能性があります。本番運用では、呼び出し頻度の監視と、エラー時の再試行方針をあらかじめ定めておくことを推奨します。

認証情報の管理

  • Client Secret、APIキー、トークンを安全に保管する: ソースコードへのハードコード、バージョン管理システムへのコミットを避けてください
  • 不要なトークンは失効させる: 連携を終了する場合は、アプリポータルから連携を解除し、トークンを失効させてください
  • 定期的な権限の棚卸し: アプリポータル上の連携状況と付与権限を、定期的に確認してください

詳細はOAuth 2.0による認可APIキーによる認証を参照してください。

変更について

本MCPサーバーのツール定義は、接続時に tools/list で取得される最新の定義が適用されます。APIとは異なり、公開MCP向けの変更ポリシーは定めていません。ツールの追加・更新は、サービスの開発状況に応じて行われる場合があります。

次のステップ

目的次のステップ
接続や認証で問題が発生したマネーフォワード クラウドのMCPサーバーのトラブルシューティング
認証方式の詳細を確認するマネーフォワード クラウドのMCPサーバーの認証・認可
OAuth 2.0のセキュリティ注意事項を確認するOAuth 2.0による認可
APIキーのセキュリティ注意事項を確認するAPIキーによる認証